本日、 2023年度の新卒6名が入社しました。式辞では、「やさしい人になる」ことについて述べました。やさしさには二つの意味があります。優しいやさしさと、厳しいやさしさ。自分にも、他人にも優しく、厳しくあって欲しい。そんな思いを込めました。よろしければご一読ください。以下は式辞の原文です。
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2023年4月3日
2023年度 新卒入社式 式辞
ビルコム株式会社
代表取締役兼CEO 太田滋
2023年度新入社員の皆さん、入社おめでとうございます。コロナ禍で皆さんとの面接は全てオンラインでしたが、入社式はこうして対面で実施することができて心から嬉しく思います。ビルコムを代表して、皆さんの入社を心から歓迎いたします。本日は式辞として「やさしい人になる」について述べたいと思います。
ビルコムは2023年10月に創業20周年を迎えます。これまでの20年間、ビルコムは中途入社の方だけでなく、数多くの新卒が事業成長を支えてきました。2005年に新卒一期生として入社を決めてくれた取締役の早川さん。経営会議メンバーの田中さんと茅野さんは、それぞれ2008年、2009年新卒入社です。社内を見渡せば、事業部のリーダーの半数以上は新卒入社です。長く活躍する新卒のリーダーがいることは、ビルコムの誇りです。どうして新卒のリーダーが多く育ったのか。私は、「やさしい人」がビルコムには多いからだと思っています。
やさしさには、二つの意味があります。優しいやさしさと、厳しいやさしさです。優しいやさしさとは、許容することです。仕事をしていれば、挫けることがあります。自分が思い悩むときもあれば、他人が自責することもある。そのようなときに許容します。これが優しいやさしさです。一方、厳しいやさしさとは、理想を追い求めて妥協しないことです。仕事の要求水準を下げず、厳しいことでも率直に伝える。自分に妥協しないし、相手にも遠慮しない。厳しい言葉でも、裏側にはやさしさがあるのです。
優しいやさしさと、厳しいやさしさ。共通するのは他者を思いやる、利他の心です。皆さんにはやさしい先輩が多くいます。甘いことだけでなく、本気で自分のことを思ってくれる仲間がいます。皆さんもやさしい人になることを期待します。社会に出るということは、視点を自分から他者にスイッチすることです。本気で相手を思い、相手のためになることをやり続ける。そうした行動が感謝され、仕事の成果に繋がるのです。善い仕事をして、ビルコムのミッション「共感あふれる未来をつくる」を共に実現してまいりましょう。入社を心からお祝いいたします。本日は誠におめでとうございます。
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