栄枯盛衰---
2012年2月にリリースしたReBuy、同年8月にリリースしたOkkruを2013年10月20日をもって撤退することを決断いたしました。
ReBuyは、Facebookファンページ上でeコマースを展開する企業向けアプリケーションで、いわゆるソーシャルコマースと呼ばれるサービスです。
Okkruは、スマートフォン上で住所がわからない友人にもギフトを贈れるサービスで、ソーシャルギフトと呼ばれるものです。
撤退を決意した最大の理由は、「ソーシャルコマース・ソーシャルギフトという市場がなかった」ことです。ご出店頂いた企業の方々の観点からも、ユーザー様の観点からも、ソーシャルコマース・ソーシャルギフトという需要・ニーズを創りだすことができませんでした。
ご出店頂いた企業の皆さま、これまでお使い頂いたユーザーの皆さま、パートナー・メディアの皆さまのご期待に沿うことができず、撤退という結果になってしまい大変申し訳なく思っております。ここに深くお詫び申し上げます。
これまで1年8ヶ月間、季節に応じたキャンペーンやメールマガジン、UI/UXの改善、機能追加等、社内ではエンジニア含めた専任チームが毎日あらゆる工夫と努力を重ねてまいりました。
私から撤退を決意した後にチームへ伝えたのは、下記のようなことでした。
「これまでReBuy・Okkruのお客さまのことを第一に考え、頑張ってくれてありがとう。しかし、私たちはソーシャルコマース・ソーシャルギフトという新しい市場を創ることはできなかった。1年8ヶ月もの間尽力してくれてありがとう。撤退は新規事業を立ち上げるのと同じくらい大変なことです。今日からは、これまでご出店頂いた企業さま、ご愛顧頂いたユーザーさま、多大なご協力を頂いたパートナーさまに、感謝の気持ちとお詫びの気持ちを第一に考えて行動していこう。メールではなく、対面でお会いしにいこう。物理的に無理なら電話で気持ちをお伝えしよう。事業の撤退というとネガティブに聞こえるかもしれない。しかし、事業を撤退するということは、皆さんがビルコムの中で挑戦し続けた証でもあると思うし、その誠意はきちんとご理解頂けると思う。真摯に誠実に対応するしかない。ビルコムは、これからも挑戦を止めない。挑戦があるからこそ、失敗があると思うのです。まずはReBuy・Okkruの撤退に伴う感謝と謝罪の気持ちをお伝えしよう。その上で、次のビルコムの挑戦を一緒に創っていこう。ありがとう。」
ビルコムは「コミュニケーションで感動を創造すること」をミッションとしています。そのミッションを追求し、社会に、お客さまに感動を提供してまいります。いつも皆さんに支えられて、社員一同・私の毎日があります。ご支援頂きありがとうございます。
なお、本事業の撤退に伴う業績への影響は全くございません。
昨年度の決算において、企業会計基準に則り、本事業に投資した全てのソフトウェア資産は減損処理をしているからです。
太田滋
ビルコム株式会社
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