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2014年度 入社式
式辞
皆さん、入社おめでとうございます。ボストンキャリアフォーラムで皆さんと出会い、今日という日を楽しみにしていました。心から歓迎するとともに、大いに期待しています。
私は、新社会人ならではの喜びが三つあると思っています。三つの喜びとは、「挑戦する喜び」、「成長する喜び」、「求められる喜び」です。
第一の「挑戦する喜び」とは、とにかく行動に移してみるということです。思いっきり失敗してもいい。そこに魂を込めているか、本気で取り組んでいるかが大切です。一年目だからこそ許してもらえる挑戦があります。PR・広告業界は激動の時代を迎えています。だからこそ、自分の手で会社を創り、この業界を創る気概と志をもって挑戦し続けてもらいたい。一年目だからという遠慮は無用です。
第二の「成長する喜び」とは、小さなNo.1をつくることです。目の前にある仕事を、前向きに、真摯に、全力で取り組んでください。そして、どんな些細なことでもよいから、No.1を目指してください。プロフェッショナルというのは何かの分野で卓越した能力を持っていることです。小さなNo.1を積み重ねることで、部内、社内、業界、日本、世界へと羽ばたいていけます。地味なことを継続的にやり続けた努力は必ず報われます。
第三の「求められる喜び」とは、人間力を磨くことです。どれだけ仕事ができても、どれだけスキルがあっても、人として大事なことを見失っては求められる人間になれません。私が創業したのは26歳。何の実績もなく、何の差別化もない状態でした。心掛けたのは、相手から求められるために人間力を磨くこと。大したことはしていません。元気に挨拶をして、常に相手のことを考え、顧客やパートナー、そして同僚に対して愛情と誇りを持つことです。私達の仕事で求められるためには、スキルや能力だけでなく人間力も必要なのです。
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