2015年4月3日金曜日

「超努力」を続けて欲しいという入社式式辞を述べました


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2015年4月1日。新卒社員5名が入社しました。

式辞では人並みの努力ではなく「超努力」を何歳になっても続けて欲しいという式辞を述べました。

式辞で述べた内容を原文ママ記させていただきました。


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 皆さん、入社おめでとうございます。今、ビルコムは「世界をより感動できる社会にする」という新たなビジョンのもと、第二創業成長期をもがき苦しみながら全員で創っている真っ直中にいます。

 何かが成長する過程は常に混沌としている。混沌とした毎日の中から機会を見つけ、その機会によって自らに変化をもたらし、人生に刻む仕事を仲間とともに創る。皆さんと一緒に一枚岩の最強組織で大きな仕事に取り組めることを楽しみにしておりました。皆さんの入社を心から歓迎するとともに、大いに期待しています。


 当社のビジョンは「世界をより感動できる社会にする」です。ここでいう感動をビルコムでは三つに定義しています。感動とは「社会的矛盾の解消」「新しい文化の創造」「努力が報われる」の三つです。本日は、式辞として三つ目の「努力が報われる」ついて少し語らせていただきます。


 結果が出ない努力は自己満足だ、と私は思います。努力する美学というのは単なる人生論としては成り立つのでしょう。しかし、月に数十万円の給与をもらい、プロフェッショナルとして結果を出すためには、単なる努力ではなく、超努力が必要です。超努力とは何か?それは、他者よりも圧倒的に努力することです。人が休んでいる間に努力をする。人と異なる種類の努力をする。その努力の差が結果に表れる。当然のことです。


 世の中には二種類の人間しかいません。超努力をずっと続けられる人。もしくは、自分の小さなプライドに満足して努力を止めてしまう人。私は、残念ながら社会人になるまで超努力をしてこなかった。むしろ怠惰な人間だった。だから、26歳でこの会社、ビルコムを創業したときは超努力で無理・無茶・無謀という三つの「無」とを乗り越えるしかなかったのです。


 お客様が出社される前の毎朝8時から9時は社内勉強会に充てました。お客様が出社しているのに自分たちはのうのうと社内にいるなんてことはしなかった。その後9時から18時まではお客様とメディアに会う時間と決め、一日5件の外出を自分たちに課しました。その時間帯に社内にいると怪訝な顔をされました。移動中にメールや電話対応し、帰社後は資料作成。そして、最後に一日を皆で振り返り、日報を書く。毎日一冊書籍を読み、週末は社外の友人との勉強会に時間を費やしました。何から手をつければわからない、膨大な業務量に押し潰される毎日でしたが、やると決めたことは必ずやり切るまで帰りませんでした。約束は必ず守りました。お客様やメディアの方からご要望いただいたら、その裏側に背景にある意図を熟考し、期待を超えるようにしました。全ては結果を出すための超努力。自己満足ではない超努力がビルコムのこれまで12年間の歴史を築いてきたのです。


 結果に繋がる超努力。努力が報われない社会はおかしいし、結果が報われない会社はおかしい。真剣に物事に取り組めば必ず苦悩と葛藤の日々がやってきます。「もうダメだ」、「これ以上はできない」。そこからが仕事の始まりなのです。できるかできないかではなく、やるかやらないかーーー。


 他者よりも圧倒的な努力を積み重ねることで、結果は必ずついてくる。結果が出ると仕事は楽しくなります。結果が出ると報われます。結果が出ると皆が納得します。それは自分たちの話だけではなくて、努力が報われる社会を私たちが起点となって創っていく。そこに感動できる社会があるのです。皆さんが結果を出せるよう、私たちもサポートします。皆さんもいち早く会社の中核になるよう超努力を継続し続けてください。


 ビジョン「世界をより感動できる社会にする」

 社会的矛盾の解消。新しい文化の創造。努力が報われる社会へ。私たちは良質なコミュニケーションを通じて世界をより感動できる社会にします。

 社会人一年目の今日から、一日一日を大切に一緒に頑張ってまいりましょう。入社を心からお祝いいたします。おめでとうございます。




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