上梓させていただいた書籍『広告をやめた企業は、どうやって売り上げをあげているのか。』の書評を多くいただいております。
「TV広告の限界性について強い指摘をされているが、本当にそうなのか。」
「タイトルがとても偏った広告否定とみえるのが残念。」
「PLSAモデルはわかりやすいが、S(simulation)の日本語訳を評価にしたのはなぜか。」
といったご指摘・ご指導もいただいております。
ご本人からの承認を得て、私個人宛にいただいた書評を、趣旨を変えずブログ用に一部編集して、幾許かご紹介させていただきます。
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○某大手食品会社 駒瀬さまより
「拝読しました。ご自身で書かれている通り、成功事例オンパレードやポジショントークではなく、今の事象を客観的に捉えた応用性のある内容がきちんと実現できていると思います。しかも、とても平易で読み易いです。
タイトルがやはり残念ですね。すごく偏った広告否定の本と思われてしまいます。広告とPRの話は、まだ、当面続くホットトピック。本来、伝達主体と伝達媒体は別の話なのですが、世の中の論調は、TV広告からSNSを主体としたPRへ、と語られてしまう。
媒体の話は、TVのフィジカルなリーチが落ちたのだから、デジタルで補完しなければならない。これは自明。一方、主体の話は、以前は広告として企業が直接消費者に語りかければ良かった時代から、第三者経由の発信比率を高めていかないと信じてもらえなくなった。
テレビに以前のリーチがあれば、テレビ広告+テレビを出口としたPRが最強。6年前は、私もPRのゴールはとにかくTV。情報番組にどう取り上げてもらうかをメインに考えてました。今は日本でもTVが以前の様に効かない、米国はとうの昔から効かない。そうすると書かれている様に、デジタル界のホットスポットやオピニオンリーダーを探していく必要がある。手間がかかり効率が悪いけれど、仕方がない。
これはある意味、マレーシアで体験したことです。マレーシアは3つの民族で言語が違うので、そもそも、TVも新聞もマスメディアでないという、究極の効率の悪さ。変わりゆくデジタルプラットフォームの趨勢と向き合いながら、知見をため続けるしかない。
PLSAも非常にわかりやすいです。Attentionだけとっても仕方がない。Perceptionまでもっていく必要がある。Listingは、選択集合を意識化する。ひとつ質問は、評価はなぜsimulationにされたのですか?Assessmentではなく。日本語は「評価・疑似想定」等とすると、より説得力が増すと思います。単に評価という日本語だけを見ると多くの人は evaluation や assessment を想起してしまうと思いますので。」
○バタフライ・ストローク・株式會社
代表取締役 青木さま
「早速、拝読しました。機会があったら、うかがってみたかったPRの仕事の仕方、考え方が明快にわかりやすく書かれており、とても得した気分になると共に、今後のプロモーションの考え方の勉強になりました。感謝します。」
○デザイナー 井澤さま
「読了しました。ビルコムの活動の舞台裏が垣間見えるようで、おもしろかったです。いや、おもしろかったではちょっと足りない。すごくおもしろかった。論旨も明快で読みやすかったです。
PLSAモデルは、ややこしい現在の状況をシンプルにまとめていて秀逸。特に「買ったらどうなるか」というシミュレーションのステップはユニークで納得度も高い。機能的評価については、ZOZOの採寸スーツ的なものやVRなどが進化していくと劇的に変化していきそうですね。
また、今後ウェアラブル端末が普及してもっと通知社会になっていくと、リスティングとアクションの間にプッシュ通知のステップが入ってくるんだろうなと思いました。(個人的感想)初心者にもわかりやすく書いてあると思います。良書。」
代表取締役 青木さま
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多くの叱咤激励をいただき感謝しております。お陰様で青山ブックセンター六本木店の週間総合ランキングで一位になりました。皆さまの実務のお役に立てれば幸甚です。Amazonリンクはこちらから。
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【週間総合ランキング2018/2/3~2/9】— 青山ブックセンター六本木店 (@ABCROPPONGI) 2018年2月11日
おはようございます。
今週のABC六本木店週間総合ランキングです。
第1位:太田滋『広告をやめた企業は、どうやって売り上げをあげているのか。』(インプレス)
第2位:落合陽一 『日本再興戦略』(幻冬舎)
(続く)
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