2016年6月26日日曜日

カンヌライオンズ2016 Entertainment部門速報レポート


このエントリーをはてなブックマークに追加
昨日はEntertainment部門のセレモニー後にキラメキさんの勉強会に参加させていただきました。ありがとうございました。


受賞作品について解説していただいたり、コメントしたりする場でした。当たり前のことですが、立場や職種によって考察する視点が異なります。普段、映像制作に携わっている方は映像のクォリティについて言及されますし、紙の編集に携わっている方はクラフト感について述べたりと、多様な感じ方に触発されました。

初日からずっと、もやもやしたものがあって、それが昨晩の勉強会で少し晴れた気がします。それは、「Creativityとは何か?」ということです。

Creativity(創造性)とOriginality(独創性)は異なるものの、今回のカンヌに参加して得たこと・学んだことに画一的なフォーマットはなくて、誰かに流されるのでもなく、それぞれの立場や職種によって異なるのが然るべき姿でしょう。そうでないと、Creativityにならない。

誰かが、ソーシャルメディア上で「今年のキーワードとかテーマとかどうでもよくて、ただただ感動できるもの私は作りたい」と言っていたことが印象的でした。

さて、昨日のEntertainment部門で気になったものをご紹介します。




GIVE EXTRA, GET EXTRA
ガムというコモディティ商品がゆえに生活者とのエンゲージメントがなかなか築けないという問題意識からガムの裏紙を巧みに使った事例です。誰もが感情移入できる情緒的価値。


2年前には同じ情緒的価値で父と娘の絆も描いています。
Extra Gum: Origami




Museum of Feelings
ブランドリアリティがフィジカルな体験として提供されています。



House of Little Moments
カスタマイズされたStorytelling。


Your future is not my future
adidasのブランドリアリティ。


Safe&Sound Music Player
保険会社だからこそやる意味がある。モバイルアプリ(GPS)を使ってイヤホンをした人の事故を減らす取り組み。


Home for Christmas
シニアがクリスマスを孤独に過ごしている事象に着目して、クリスマスに実家に帰ろうと促したキャンペーン。


0 件のコメント:

コメントを投稿