「私が入社しても年齢的に違和感はないでしょうか?」
ここ一週間で中途採用の最終面談で3名(全員30代)の方々に聞かれた質問です。雰囲気的に若い人が多そうな会社というイメージを抱かれていらっしゃるようです。
そこで人事にお願いして、2017年5月時点の私を含む取締役・派遣社員を除く従業員の状況を教えてもらいました。
従業員数はちょうど40名で、平均年齢は31.7歳、男女比は4:6(16名:24名)で女性が多いです。年代別分布をみると、20代19名、30代15名、40代6名となりました。標準偏差は7.0歳。ちなみに私はこの数字に入っていませんが40歳です。
既婚率は37.5%、女性社員の産休・育休経験率は16.7%、時短勤務率は15.0%で40名のうち6名が時短で現在もお仕事をされています。
私自身は、年齢・性別・国籍など関係なくプロフェッショナル集団としての組織作りを意識していますが、現状はこのような状況になっています。
ということで、若すぎる組織でもなく、シニアすぎる組織でもないのかな、と思います。従業員数や売上高の規模で会社の優劣を決める時代はもはや終えていると思いますし、当社でも一人頭の生産性や顧客満足度を経営指標においています。
しかしながら、現在、業容拡大につきPRコンサルタント・エンジニア・アシスタント・クリエイティブ職にご興味ある方を絶賛募集しています!ご興味あれば是非オフィスに遊びにいらしてください。
エンジニア・プロダクトマネージャー職
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アシスタント職(パート社員)
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キャリア採用(コンサルタント・クリエイティブ職など)
先週、産休・育休を取得していた西山さんも無事に復職されました!おめでとう【祝】
4月3日から5月12日まで約1ヵ月強の17新卒研修を終えました。今週15日(月)の全社会議で17新卒の4人がそれぞれ研修から学んだことを述べました。
その学びは、ビジネスマンとして、PRパーソンとして、生涯大切にしたい内容だったのでここに記載したいと思います。各自のスピーチ内容を一部抜粋します。
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■北埜さん
いちばんの学びは「理想や目標を持ちながらも、日々目の前のやるべきことに集中する」ということです。どうしてもありたい姿や先のことに頭がいきがちですが、どれだけ理想があっても1を積み重ねなければ、100にはたどり着けないということ、「目の前の1にフォーカス」を研修で強く感じました。
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■土井さん
研修からの三つの学び:
1. 積極的に自分から聞き、学ぶこと
分からないことをそのままにしておく方がのちに迷惑をかけてしまうと学んだので、現場配属されてからは研修期間以上に自分から積極的に聞き、学びたいと思います。
2. 報・連・相の重要さ
入社してから学生の時と最もギャップを感じたことが「報連相の密度」です。上司や同僚への近況連絡、問題が発生したときの即座の報告、こまめなメール返信などをしっかりと行うことが相手との信頼関係につながることを学びました。
3. 目の前のことを一つ一つこなし、諦めないこと
研修中自分のできなさにへこむことが多々ありましたが、そこで諦めず食らいついていけばできないことも少しずつできるようになることを実感しました。今後困難に直面しても諦めないようにしたいと思います。
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■西尾さん
研修からの3つの学びを挙げます。
1つ目は「初心を忘れない」です。
研修期間、”学生感”が抜けていないというご指摘を多くいただきました。まだそういった部分は多いかと思いますが、少しでも早く、ビルコムの先輩社員の方々と対等に働きたいという思いを実現するために、マナーや挨拶、社会人としての心構え・初心を忘れずに日々成長していきたいと思います。
2つ目は「主体性」です。
ビルコムに入社して、皆さんから多くの刺激を受けました。気になったニュースを調べてみたり、話題の場所に行ってみたりすることも増えました。より多くの知識を得て、より多くのことを経験すべく、より多くの仕事に手を挙げて参加していきたいと思っています。
3つ目は「復習」です。
ビルコムでも常々言われているこの復習の重要性を、私は研修期間で強く実感しました。メモを取るだけではなく、自分に腹落ちさせるまで復習をすることではじめて次のステップを踏めるのだと感じ、基礎を身につけている今の期間を本当に大切にして復習を習慣づけていきたいと思います。
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■星さん
この研修期間で再認識したことは、やはりPRの仕事はインプットの部分も楽しいということです。大学で学んだ学問としての知識もいいですが、新聞などから得る情報は実社会の生きた知識ですから、PRの勉強は世の中を広く深く知ることとリンクしていると思いました。
現場研修での学びは、3つのコミュニケーションを大切にしていくべきだと感じたことです。
一つめは、先輩方に「追いつく」コミュニケーション。
二つめは、周囲と温度感を「共有する」コミュニケーション。
三つめは、チームを「引っ張っていく」コミュニケーションです。
先輩方に「追いつく」ためのコミュニケーションとしてはビジネススキルとしての「分かりやすい」話し方で、具体的には「だれに、何を、どのように」というフレームワークや結論から話すことを徹底するといったことです。
二つめの「共有する」コミュニケーションは、良いことや悪いことがあったときにお互いに喜びあったり励ましあったりするコミュニケーションです。新規事業発表会のイベントに参加させていただいたときにチーム全体から熱気が伝わってきて、その温度感のようなものに自分もついていきたいと思いました。
三つめの「引っ張っていく」コミュニケーションは、まだスキルで先輩方に及ばない新人でもチームに還元できる価値として、「とにかく元気一杯でいること」しかないと思います。時には恥ずかしくてつい顔が赤くなってしまうこともありますが、その元気さにおいてチームを引っ張っていけたらと思います。
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いかがでしたでしょうか?
当然ながら、仕事は成果を出す場であって、学習する場ではありません。しかし、その成果はスキルだけでなく、仕事に向き合うスタンスや、持っている視座によって成果の大小が決まる場合がほとんどです。ビルコムの新卒研修は成果・スキル・スタンスの三つを鍛錬するものです。
仕事に向き合うスタンスや視座は、年齢や経験を重ねるごとに陳腐化して、いつの間にか小さなプライドとなって「成長を妨げる壁」となっていることが少なくありません。
私には経験がある。
私には肩書きがある。
私は年齢を重ねている。
だから、私はできる。
こうした小さなプライドが、素直さと謙虚さを失い、放埓な我流によって、キャリアの蹉跌をきたしてしまいます。
17新卒皆さんからの学びは、ミドルマネジメントが陥りがちな「成長の壁」を打破する本質的な言葉でした。ありがとう。
<チームプロジェクトの発表様子>