2016年4月25日月曜日
PR文脈で動画配信「VIDEO PRESS(ビデオプレス)」始めました
先日このニュースがちょっとした話題になりました。
“動画広告を見てブランドが嫌いになった理由1位は「何度も同じ広告が表示されたから」ECzineニュース”
ブランディング目的で広告出稿したのに、生活者から嫌悪感を抱かれてしまうのは非常にもったいないなと思いました。インターネット上の動画広告は、様々な“枠”が出てきて市場が盛り上がっている一方で、強制視聴や、自分に興味のない動画広告が何度も表示されることに不快感を感じている方が多いのも事実です。画面の小さいスマホであればあるほど注意が必要です。
そのような背景を受けて、PR文脈で動画を紹介する「VIDEO PRESS(ビデオプレス)」という新しい動画配信サービスを開始しました。媒体社が制作した記事型タイアップコンテンツの中で動画を紹介していただくことで、嫌悪感を抱かれずに、生活者に興味を持っていただく形で動画視聴を促進することができます。
記事型コンテンツとして見出しと本文で動画を紹介するため、きちんと読まれ、観られるのが特徴です。記事型コンテンツの熟読率や、動画の完視聴率も取得できます。VIDEO PRESSは、動画を複数媒体に一斉配信(タイアップコンテンツの制作依頼)することができ、現在、約60+媒体の方々にご参画いただいています。
VIDEO PRESSの仕組み
記事型コンテンツが制作・配信されたら媒体社に対価が支払われますので、当然のことながら、広告表記や広告主体者の明示、広告審査も行います。このサービスは、オムニバス社の動画コンテンツマーケットプレイス「VISM」とOEM提携させていただいたことで実現することができました。動画配信技術や媒体社対応はオムニバス社が行います。
管理画面イメージ
単に動画だけを配信するのではなく、動画の良さをきちんと記事型コンテンツとともに届けたい、嫌悪感を抱かれずに動画を観てもらいたい、記事型コンテンツで潜在層にも動画を届けたいとお考えの広告主様に役立つサービスです。早速記事にも取り上げていただきました。
日経産業新聞の記事本文(リンクから記事本文がご覧いただけます)
http://webreprint.nikkei.co.jp/r/LinkView.aspx?c=4CF6B1E19A7D44E2981FC070A552CFA8
ビルコム、動画コンテンツマーケットプレース「VIDEO PRESS」を提供開始
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1604/26/news052.html
2016年4月12日火曜日
JIAAネイティブ広告部会
今年度のJIAA(日本インタラクティブ広告協会)ネイティブ広告部会の活動が終了しました。私は事例研究分科会のリーダーとして微力ながら貢献させていただきました。
ネイティブ広告の良質な事例を業界内外に発信することでブランディングに寄与する事例を皆さまに共有することが使命でした。
結果として、第一回目の事例研究セミナーは参加者190名、第二回目は参加者150名、そして昨日のネイティブ広告研究セミナーでは日本アドバタイザーズ協会会員の皆さまを含めて参加者320名と多くの方々にご参加いただくことができました。これもひとえに座長や事務局、そしてご協力を賜りましたご登壇者の皆さまのお陰です。
事例研究分科会として少しでも業界に貢献できたのではないかと思っております。引き続きネイティブ広告はブランディングの広告効果に関する調査や事例共有で皆さまに貢献したいと思っております。
下記は昨日の「ネイティブ広告研究セミナー〜ネイティブ広告の市場可能性〜」のプログラムと当日の写真になります。ご来場いただきました皆さまに厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。
2016年4月4日月曜日
PRメッセージを科学する
「メッセージ」。PRを実施するにあたって最も重要なことは何ですか?と聞かれたら私は迷わずメッセージと答えるでしょう。露出が確実な広告と違って、露出が不確実なPRは相手に受容してもらえるメッセージを生み出せるかが成否を決めるからです。
PRメッセージの企画は、これまで個人の主観に依存していました。当たるも八卦当たらぬも八卦。どれだけ経験があって、どれだけマーケティングリサーチをしても、刺さるPRメッセージを生み出せるかどうかはわかりません。個人的な感覚ですが、ヒットするPRメッセージを生み出せる確率は10%いけば良い方ではないでしょうか。しかも、その企画力は年を重ねるごとに衰えていくのが実情です。
クライアントにとってこれほど不安なことはないでしょう。プロに頼んだPRメッセージが、個人の主観によって決められ、その成否が決まってしまう。こういった問題を解決できないかと生み出したのが新サービス「特徴語句報道調査」です。
メディアニーズに合ったPRメッセージを抽出:
ビルコム、報道ビッグデータから自社の特徴を分析する新サービスを提供
http://marketing.itmedia.co.jp/mm/articles/1604/01/news090.html
過去の報道内容から自社の事業に関連する特徴語句を抽出し、類似している特徴語句を分類することで、PRメッセージの要素を洗い出します。最終的にPRメッセージに落とし込むのは人間が行いますが、そこに至る大量の報道分析やメッセージ構成要素の分類を人工知能で行います。
日経産業新聞記事の全文を読む
http://www.bil.jp/about/media/2016/04/post-2.html
当社では2年前よりデータ・デジタルに関する新規事業・研究開発に投資をしていますが、今回の新サービスはその一環です。従来の属人的なPRサービスではない付加価値の高い戦略PRサービスをクライアントに提供するべく今後も新しいPRコミュニケーションの世界を創り出したいと思っております。引き続きご支援の程よろしくお願い申し上げます。
2016年4月1日金曜日
16入社式式辞 「他者への熱量」を持とう
2016年度の新卒6名が本日入社しました。今日から研修が始まります。式辞では「他者への熱量」を持とうということを述べました。自分への熱量だけでなく他者への熱量。それは人に対する真の優しさだと思っています。
下記は式辞で述べた原文です。
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2016年4月1日
2016年度
入社式 式辞
ビルコム株式会社
代表取締役兼CEO 太田滋
皆さん、入社おめでとうございます。ボストンでお会いした方もいれば日本でお会いした方もいらっしゃいますが、350名と非常に多くの方にご応募いただいた中、優秀な6名の皆さんをビルコムの仲間として迎えることができ、本当に嬉しく思っています。皆さんインターン期間中の目標も全員が達成し、心強い限りです。本日からの入社を心から歓迎するとともに、大いに期待しています。
昨年の新卒セミナーでもお話した通り、皆さんはまさに「第二創業期」に入社したわけです。第二創業期の駆け出しは順調です。PRサイエンスを推進する新しい事業も芽が出始めているし、組織もより強くなっている。ただ、最近、私は第二創業期に何かが足りないなと感じています。第二創業期に足りないもの、それは「他者への熱量」です。自分への熱量ではなく、他者への熱量。他者への熱量とは真の優しさです。
先日、私が新卒一年目に入社した会社の先輩方が集まる場に参加させてもらいました。そこには他者への熱量に溢れかえっていました。自分よりも相手。それは利他といった高尚なものではなくて情に厚く、仲間を大事にするといった人として基本的なことを当たり前のように心得ている先輩方でした。僕はその先輩方が大好きで、愛と人間味に溢れた人たちに毎日育てられた新卒一年目を思い出しました。当時は2000年。16年前のことです。
今は他者への熱量を抱くのが賢い生き方ではないといった風潮を感じます。他者への熱量は、ややもすれば価値観の押し付けになります。多様性の否定ですね。また、人間関係が濃すぎるとややこしい問題も出てきます。アイツとは馬が合わない、価値観が合わないといったことです。だから、表層的な人間関係の方が心地いい。お互い深入りせず、ビジネスライクに期待された役割を全うするだけでいいという考え方もあるでしょう。でも、それでは信頼できる仲間と高い理想を掲げて挑戦するようなヒリヒリする人生は歩めないですよね。
当社のビジョンは「世界をより感動できる社会にする」です。感動できる社会にするためには、自分が情熱をもってプロフェッショナルになるのは当然で、他者への熱量も持って生きることが大事です。スマートでなくてもいい。カッコつけなくてもいい。小さなプライドを捨て、大志を目指せ。「他者への熱量」を忘れないでください。新しいコミュニケーションを生み出すビルコムへようこそ。第二創業期を一緒に創りましょう。入社を心からお祝いいたします。おめでとうございます。
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