週刊ダイヤモンドの今週号 第一特集は
「最強の武器 統計学」です。
昨年のHBR10月号の「BIG DATA」特集では
の記事が広告・PR業界でも話題になり、
データサイエンティストという職業が注目されています。
私自身は、統計の基本を学んだのが2009年からで、
多変量解析を学び始めたのが2011年からでした。
自宅の本棚にあるデータ分析系の書籍 |
それ以来、学術・実務両面から”ビッグデータ”に関する
セミナーや勉強会、論文、記事などでインプットを
増やしているものの、
現状、マーケティングコミュニケーション領域で
実務に直接役立つ知見に出会ったことはありません。
ダイレクトマーケティング領域(EC、メルマガなど)に
関するものは相変わらず多いですが、
ブランディング・PRに関するものはほとんどありません。
ビッグデータ分析の必要性を主張するもの、
もしくは分析方法やソフトウェアに関する情報は
多くありますが、肝心なマーコム戦略にどう活かすか、
PR・ソーシャルメディアの企画・実行にどう活用するか、
といったものは、ほとんどありません。
当社が現在、取り組んでいることは大別すると2つです。
1. インフルエンサー/アンバサダーのセグメンテーション
2. PRメッセージの開発
ソーシャルメディアの特性を踏まえると
従来の分析方法と異なるものを扱う必要性を感じています。
これまでは感情分析のように、
報告者 「ブログでは比較的ポジティブに語られています。」
クライアント 「そうなんですね。(だから、なに?)」
というようなレベルで留まっていることが多かった
マーケティング実務領域のデータ分析ですが、
これからは戦略策定や効果測定のレベルまで
昇華させていく必要性を感じます。
So what? から Why so? の視点へ。
クライアントのコミュニケーションゴール達成のために
日々努力してまいります。